相棒フォーーーーーー
サブタイトルからして展開が容易に予測された今回ですが
開始22分で犯人とラストまでの展開が視えたので寝そうになりつつ観ていました
(布団に入っていた所為か、一緒に観ていた隣の人はついに寝てしまったorz)
年齢が不惑にもなれば、好きだという気持ちよりも相手や自分の社会的立場や何やらの方が優先されてしまうのです
おまけに正義感も強く真面目な彼女には、まだ若く将来のある彼を自分の手元に引きとめておくことなどできなかった
たとえそのことで殺される羽目になったとしても
ですから彼女は最期に『まぁ、これもアリか…』と思いつつ死んでいったのではないかと思います
そしてラストシーン
黒革の小さな小物入れに人目を憚るかのようにそっと入れられていた指輪は少しも曇ることなく、それがどれだけ大切にされてきたかを窺わせました
(指輪は人脂ですぐに曇ってしまい、また、意外な程容易に瑕ついてしまうものですから)
しかしどれだけの想いがのせられたものであっても、そしてそれを胸が痛い程に予想できたとしても
遺留品としてのそれは『被害者 私物』という記号にしか成り得ない
その筆舌には到底尽くし難いうら寂しさがひしひしと伝わってくる、秀逸な演出でした